一の鳥居~楼門
商売繁盛、千本鳥居で有名な「伏見稲荷大社」、地元では「お稲荷さん」と親しまれ初詣の人出は日本有数の神社。全国に約3万社あるといわれている稲荷神社の総本宮です。稲荷山全体が神域なので、千本鳥居を超えて山頂まで数時間かけて参拝できます。お山めぐりの見どころもたくさんあるので、ハイキング好きな方には2時間ほどかけてゆっくり回られることをおすすめ。神秘的な空間と新鮮な空気の中に身を浸すことができ、気持ちもよくなり、運も上がること間違いなし。
JR稲荷駅 伏見稲荷大社前の本町通り
JR奈良線 稲荷駅 伏見稲荷大社の一の鳥居の目の前にあり、デザインが神社のようになっています。 すぐ横にはデイリーヤマザキがあります。山頂の方へハイキングされる方は飲料水は持っていかれることすすめます。この通りは本町通り(ほんまちどおり)と言って北向きの一方通行です。
JR稲荷駅をでると一の鳥居の横にある狐の銅像がお出迎え。「稲荷大神様」のお使いは”きつね(白狐)”とされています。境内の中には多くの狐の銅像があり、いろいろなものを咥えています。この正面の狐は稲穂を咥えています。稲穂は五穀豊穣の神様に由来すると考えらています。もともとは稲荷大神様は穀物、農業の神様。
表参道 一の鳥居と狐銅像
去年 2019年までは「外国人に人気の日本の観光スポット」ランキングでは、1位に輝いていましたが、今は2020年 コロナの今は、Gotoキャンペーンが始まったばかりだがこの通り、全然混雑していない状態です。
参拝者用の無料駐車場 約200台ほどの無料駐車場がありますがいろいろな祭事には閉まっていることがあり、修学旅行などの時期には満車のことが多いが、今は全然問題なく利用できます。
秀吉が母の病気平癒祈願のために再建された楼門
この建物は天正17年(1589年)豊臣秀吉の造営とされてきました。
http://inari.jp/sp/map/spot_02/
秀吉の母、大政所殿の病悩平癒祈願が成就すれば一万石奉加する、と記したいわゆる“命乞いの願文”が伝来しています。
しかし造営伝承と伝来文書との整合性については多少の疑問がありました。ところが昭和48年に楼門の解体修理が行われたところ、願文の年次と同じ「天正17年」の墨書が発見され、伝承の正しかったことが確認されました。神社の楼門の規模としては最も大きいものに属します。
大政所:摂政,関白家の母の称。
平癒:病気がなおること。
成就:願いがかなうこと。望みや計画どおりになしとげること。
奉加:神仏に参詣して金品を奉納すること。
一万石:米の1石=10斗=100升=1,000合。日本では、1食に米1合、1日3合が概ね成人一人の消費量とされているので、1石は成人1人が1年間に消費する量にほぼ等しいと見なされ、示準として換算されてきた(1000合/1日3合で333日分)。
もともとの創建年は、応仁の乱のときに伏見稲荷大社の境内の建物はほとんど燃え尽きてしまったため、不明。楼門が秀吉によって再建された理由から伏見稲荷大社には病気平癒のご利益でも人気がある。
手水舎
手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ)は、現在はコロナのため使用できないですが、通常は、詳しく”手水の作法”が英語でも書かれてあるので、多くの外国人客が見よう見まねで試していて混雑している。右下の写真は5年ほど前の冬の閑散期二月に来た時の写真ですがそれでも観光客がいっぱい。
手水舎:参拝者が身を浄めるために手水を使う施設
楼門前の二体の狐の銅像
稲荷大社の狐、白狐(びゃっこ)は、透明で本来は、人間の目では見えない存在。狐自身が神様ではなく、神様、稲荷大神の使いで、「神使」です。
くわえているのは4種類のもの「玉・鍵・巻物・稲穂」
楼門(右)が玉、(左)が鍵をくわえています。
玉(宝珠):稲荷神が秘める御神徳・霊徳の象徴。または穀物の倉庫。
御神徳「神の恵み」。その神様から得られるご加護
鍵:稲荷神の御神徳、御霊(みたま)を身につけようとする願望の象徴。または穀物倉庫の鍵。
稲穂:五穀豊穣の神として祀られている。
巻物:知恵の象徴
楼門の守護像 随身像 と 扁額
楼門の左右には随身の像が二体安置されている。平安貴族のような衣装で矢を持ち矢筒を背負っています。楼門から見て右側(赤)が右大臣、左側(黒)が左大臣と呼ばれいる。
ずい‐じん【随身】 の解説
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E9%9A%8F%E8%BA%AB/
[名](スル)《「ずいしん」とも》
1 平安時代以降、貴人の外出のとき、警衛と威儀を兼ねて勅宣によってつけられた近衛府の官人。御随身 。兵仗 。
2 神社の左右の神門に安置される守護神。1の姿にあらわす。
真中の写真は扁額。建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲げる額、看板。
楼門を通り抜けて外拝殿、本殿へ