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下鴨神社(賀茂御祖神社)① 一の鳥居~糺の森

一の鳥居~糺の森

下鴨神社|賀茂御祖神社
賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)は、京都市左京区にあり。通称、下鴨神社(しもがもじんじゃ)ともいいます。式内社(名神大社)、山城国一宮、二十二社(上七社)の一社で、旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社です。

一の鳥居

一の鳥居の西側に旧三井家別邸があります。

鴨社資料館 秀穂舎

秀穂舎(しゅうすいしゃ)
下鴨神社の学問所絵師であった浅田家の社家住宅を鴨社資料館として、期間に応じて様々な展示を行っています。開館時間:午前10時~午後4時 下鴨神社 特別拝観 本殿と大炊殿との共通券 500円

華表門(かひょうもん): 鳥居の形をしています。華表とは鳥居のことで、鳥居を付けた門で下鴨神社社家に多い門だそうです。
石人文官(せきじんぶんかん):表参道に面するこの一帯は、鴨社公文所・鴨社学問所の先生方の屋敷街でした。その標として発掘品の石人文官を立てるならわしでした。
歳木(としぎ):歳神様を招く神籬(ひもろぎ)です。現在は、民家の角松などに名残をみることができます。* 戸口や門松のそばなどに置き、年神に供える木。*神霊が天下る木

禊場(みそぎば):下鴨神社の神官や氏子の家には神々が祀られており、家の祭事と御本宮の祭祀を奉祀するため、泉川沿いの社家には流れに面にして禊場が設けてありました。

世界遺産 下鴨神社 由緒

史跡 賀茂御祖神社境内(かもみおや)(昭和五十八年三月二十九日指定)
賀茂御祖神社(通称 下鴨神社)は、「山城国風土記」逸文に祭神の賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)、玉依姫命の神話伝承が、そして「続日本紀」に賀茂祭のこと、さらに「社記』には崇神天皇時代の記録などが記されているように、古くからの大社であった。また、玉依姫命の御子神は、賀茂別雷神社(通称 上賀茂神社)に祀られている。
境内の糺の森(ただすのもり)は、鴨川と高野川の合流する三角州に山背盆地の植生を残す貴重な森林でその美しさは、古くから物語や詩歌にうたわれてきた。
社殿の造営は、「社記」に天武天皇六年(六七七)のこととされ、長元九年(一○三六)には、二十一年ごとの式年遷宮が定められた。現在の社殿は、江戸時代の造営で、両本殿が国宝、他の社殿五十三棟は重要文化財である。
平安遷都以降は、皇城鎮護の神、賀茂皇大神宮と称され、全国に六十以上の荘園を持ち、山城国の一の宮、全国賀茂神社一三○○社の総本社として広く崇拝されてきた。弘仁元年(八一○)には、賀茂齋院の制が定められ、皇女を斎王として三十五代約四○○年間賀茂社の神事に仕えさせられた。齋院御所は、この糺の森の北西に、常の御所は、紫野大宮に設けられていた。
また、桓武天皇が延暦十三年(七九四)平安遷都祈願の行幸をされて以来、歴代天皇、上皇、関白などの賀茂詣でも盛んであった。
さらに、毎年五月十五日に賀茂祭(葵祭)が行われ、この祭は、「源氏物語」をはじめ王朝の文学、詩歌にその華やかな行列の様子が描かれ、単に祭と言えばこの葵祭を指すほどの盛儀で、その起元は、欽明天皇五年(五四五)にさかのぼる。また、御影祭、騎射(流鏑馬)、蹴鞠、歌舞など千数百年伝承されている神事も多い。
このたびこのような賀茂御祖神社の歴史的意義を重視し、境内全域を国の史跡に指定して保存することになった。
     昭和六十一年三月吉日          文部省  賀茂御祖神社

賀茂御祖かもみおや神社(下鴨神社)
平安時代以前から存在する京都で最も古い神社の一つで、平成6年(1994)に世界文化遺産に登録された。 上賀茂神社の祭神である賀茂別雷神(かもわけいかづちのかみ)の母の玉依媛命(たまよりひめのみこと)と玉依媛命の父の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)を祀ることから、正しくは賀茂御祖かもみおや神社といい、上賀茂神社とともに賀茂社(かもしや)と称される。
平安遷都(794)後は王城の守護神として、朝廷をはじめ公家や武家の崇敬を集め、弘仁(こうにん)元年(810)以降、約400年にわたり、斎院(さいいん)(斎王の御所)が置かれ、皇女が斎王として賀茂社に奉仕した。*斎王:天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた、未婚の皇族女性のことである。
江戸末期の文久(ぶんきゅう)3年(1863)に造替された東本殿西本殿が国宝に指定されているほか、多くの社殿か重要文化財に指定されている。
また、約12万4千平方メートル(東京ドームの約3倍)に及ぶ境内の自然林は「糺(ただす)の森」として市民に親しまれ、平安京以前の原生林を残す貴重な森林として国の史跡に指定されている。
毎年5月15日には、京都三大祭の一つである葵祭(あおいまつり)が行われ、御所から当神社を経て上賀茂神社まで向かう行列が、都大路に王朝給巻を繰り広ける。また、5月3日の流鏑馬(やぶさめ)神事や7月の土用の丑の日に行われる御手洗祭(みたらしまつり)などもよく知られている。

京都市

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