舎利殿
舎利殿にはお釈迦様の遺骨をおさめて祀っている。
*舎利=聖者の遺骨。塔におさめてまつる。
金閣 舎利殿が目立ちすぎで、お寺も金閣寺と呼ばれているが公式名称は鹿苑寺。
実際に舎利殿の中に入ることはできない。
一階 寝殿造り 法水院
二階 書院造り 潮音洞
三階 禅宗佛殿造り 究竟頂
で中には佛舎利をおまつりしています。
鹿苑寺
一階(法水院)
*法水:衆生の煩悩(ぼんのう)を洗い清めるのを、水 にたとえていう語
公家様式、貴族の寝殿造りで船もつけられるようになっている。中には釈迦如来と義満が座っている。
二階 潮音洞(ちょうおんどう)
* 潮音:仏・菩薩が、時に応じて衆生を導き恵みを与えることを、潮が時を定めて干満するのにたとえた語
書院造りで武士の様式。岩屋観音坐像 と四天王。
観音:人々の声を観じて、その苦悩から救うという慈悲深い菩薩
四天王:東西南北の四方に住む仏法の守護神。東の持国天,南の 増長天,西の広目天,北の多聞天 (→毘沙門天 )
三階 究竟頂(くっきょうちょう)*究竟=究極
禅宗佛教の様式。花頭窓が特徴。
床は黒漆で塗られていて、天井と壁は金箔が貼られてている。
中央には仏舎利、仏の遺骨を安置してある。
鳳凰
鳳凰とは中国の伝説上の生き物で別名不死鳥。
鳳凰は永遠の命と権力の象徴であり、南方の守護神である。金閣寺を災いから守り、永遠に繁栄するように願ったものといわれいます。もう一つの説は、鳳凰には聖天子があらわれる時に姿をあらわすとされ権力の象徴でもあることから、義満自身が天皇より天子にふさわしいという意味がこめられていたといわれています。