南門 参拝所 回廊
南門 春日大社最大の楼門
御間道 (おあいみち)から南門に近づくと右手に大きなしだれ桜の木があり、桜見の時期には楼門としだれ桜の綺麗な景観が見れます。参道からくると階段を上がり、真正面から南門を見ることになります。
南門は春日大社の南回廊にあり、表参道を歩いて回廊内に入る時に潜る門で、高さは12mあり春日大社最大の楼門です。平安時代中期頃藤原氏の長者や摂関による春日詣がはじまり、その際の参向門とされました。廻廊が作られた頃には現在のような2階建ての立派な楼門となり、春日大社の正門としての性格を持つようになりました。
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*高位の人の所へ出向くこと。参上。
春日大社の御祭神
御祭神: 第一殿 武甕槌命(タケ ミカ ヅチノ ミコト)様
第二殿 経津主命(フ ツ ヌシノ ミコト)様
第三殿 天児屋根命(アメノ コ ヤ ネノ ミコト)様
第四殿 比売神(ヒ メ ガミ)様
春日大社は、日本の国の繁栄と国民の幸せを願って768年、御蓋山の中腹のこの地に社殿を造営し、四柱の神々様を併せお祀り申し上げたのがはじまりです。
この̪四柱の神々様は、それぞれ壮麗な春日造のご本殿(国宝)に鎮座されており、春日皇大神様、春日大明神様と尊称され、崇敬を集めてまいりました。
今も昔と変わらず、朝夕の御饌祭をはじめ、年間二千二百余度のお祭りが行われ、日本の国はもとより、世界の平和、万民の幸福、共存共栄が祈りつづけられております。
*御饌(みけ)=神饌(しんせん):日本の神社や神棚に供える供物のこと。
神石
この石は、太古の昔、神様の憑代(よりしろ)として祀られた「磐座」であるとも、若宮神社のご祭神:赤童子がこのところより現れたといわれる「出現石」、また奈良時代の宝亀3年(772年)に起きた落雷により落下した社額を埋めた「額塚」等諸説ある。
*憑代:神霊が依り憑く(よりつく)対象物のことで、神体、神域などを指す。
*磐座:古神道における岩に対する信仰のこと。 信仰の対象となる岩そのもののこと。
*社額:建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額
奈良公園の鹿:春日大社の祭神、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)は鹿島神社(茨城県)から神鹿に乗ってってやってきたと伝わるため、鹿は神の使いとして古くから手厚く保護されてきました。
南回廊
幣殿・舞殿 - 参拝所
春日大社本殿へ向けての「参拝所」として多くの参拝者で賑わうところですが、拝殿ではなく、幣殿・舞殿と言います。
南門を潜ると正面にある建物で、東側2間を幣殿、西側3間を舞殿といいます。幣殿は天皇陛下のお供え物である御幣物を一旦納める建物であり、天井板は格(ごう)天井(てんじょう)となっていて舞殿と区別しています。舞殿は宮中伝来の御神楽を行うための建物であり、また雨天時に神楽や舞楽を奉納する場所です。
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砂ずりの藤
鹿の絵馬
直会殿 (なおらいでん) 慶賀門 灯籠
西回廊 内侍門 宝庫
慶賀門から出て西回廊を北へ
酒殿・竃殿 (さかどの・へついどの)
桂昌殿 遣唐留学生阿倍仲麻呂公 四脚門
水谷九社めぐり 祈祷所から水谷神社へ