金龍神社(きんりゅうじんじゃ)
若宮十五社めぐり 第14番納札社
御祭神:金龍大神 様 開運財運をお守りくださる神様。金財運の守護神。
お百度(おひゃくど)
金龍神社でのお百度参りは御殿を何度も廻り祈願をこめるお参りです。
御殿を100回廻って祈願をこめれば良いとされます。通常100日かかるお百度参り祈願を、金龍神社では1日で祈願できるのです。
* お百度:民間信仰の一種で、通常、神様に願いを聞いてもらうために神社で100回お参りをする風習。何度もお参りの回数を重ねることで願いが成就するといわれています。
初辰祭(はつたつさい)
毎月一番最初の辰の日、午前十時より初辰祭が執り行われます。「はつたつ」は「発達」に通じ、
諸願成就
が祈られます。祭典中に神職が先導し、大祓詞を奏上しお百度を奉修致します。
* 諸願成就:神仏へかけたさまざまの願いが成就すること。願いがかなうこと。
* 大祓詞(おおはらえのことば)は、神道の祭祀に用いられる祝詞(のりと)の一つである。神を祭り神に祈るとき、(神主が神前で)申し述べる古体の文章。
* 奏上(そうじょう):天子・国王などに申し上げること。
上の禰宜道から鳥居に向かって上ったときに人がいっぱいのは、8月5日(水)なので、初辰祭中だったようです。
後醍醐天皇聖蹟
金龍神社は後醍醐天皇ゆかりのお宮として伝えられています。禁裡の御鏡が奉安されたがゆえに別名「禁裏の社」とも呼ばれています。
時代は鎌倉幕府を滅亡へと至らせた「元弘の乱」。
*後醍醐天皇が企てた鎌倉幕府討伐の計画。未然に露見し、天皇は笠置(かさぎ)寺や有王山中に逃れたが、翌年捕らえられ、隠岐(おき)に流された。幕府滅亡の直接の動因となった。
1331年8月24日夜、後醍醐天皇は京から奈良へ逃走。まずはに東大寺に到着し、笠置山(京都府相楽町笠置町)に逃げ延びます。その間に春日大社へも立ち寄り、禁裏の鏡を奉安し、天下泰平のご祈祷をしたのがこの金龍神社の起りと言われています。
若宮十五社めぐり 第5番&第6番納札社
夫婦大国社から奥の院道(東側)にでて金龍神社(南)へ向かう途中すぐに、若宮十五社めぐりの第5番&第6番納札社がありました。
若宮十五社めぐり
第5番納札社 | 広瀬神社
倉稲魂神様 :おいなり様とご同神で衣食住をご守護くださる神様
第6番納札社 | 葛城神社
一言主神様 :心願成就の神様 一言(一つの祈願)を願えば叶えてくださるという
若宮十五社めぐり 第7番&第8番納札社
少し南に進んでいくと、金龍神社に着く前に第7番&第8番納札社(現在修繕工事中)があります。
第7番納札社 | 三十八所神社
伊弉諾尊様 伊弉冉尊様 神日本磐余彦命様: 正しい勇気と力をお授けくださる神様
修繕工事中
第8番納札社 | 佐良気神社
蛭子神様(えびす神様):商売繁盛、交渉成立をお守りくださる神様
今は修繕工事中で仮殿に参拝。
さらに奥の院道を南に進み、紀伊神社まで行きます。