鳥居各部の名称と形
鳥居は神社の玄関口、神道における俗界と神域を分ける境界。鳥居の種類は現在は60種ほどあり、様々な形があるが、大きく分けると神明系と明神系の二種がある。
明神(みょうじん)系の鳥居
笠木と島木の両端が反っていて、ゆるやかなカーブを描いている。「反り増し」と呼ばれる。9割ぐらいの神社は明神系鳥居を構える。柱も裾拡がりな形をしている。
神明(しんめい)系の鳥居
島木がなく、額束、社名の書かれた額がないのも神明鳥居の特徴で、柱も島木もすべて円形になっているものが多いです。まっすぐ円柱の柱の上に笠木を乗せた形をしている。伊勢神宮の鳥居は代表的な神明系の鳥居で直線的で、装飾がなく、簡素な美しさがあります。
御祭神によって鳥居の形は変わることが多く、基本的に神明鳥居が使われているのは、天照大神をお祀りしている神社です。伊勢神宮や靖国神社、鹿島神宮など。
三輪鳥居(檜原神社)
奴禰(ぬね)鳥居
伏見稲荷大社 間の峰(あいのみね)「 荷田社(かだしゃ)」の鳥居
鳥居は、奴禰(ぬね)鳥居という独特の形
”奴禰鳥居(ぬねとりい)
柱と島木が接する部分に、一枚の「座」をはめている鳥居のことです。
明神鳥居や山王鳥居から変形したものとみられています。”
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