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元興寺|Gango-ji Temple ②

世界遺産
通称: 元興寺(がんごうじ)宗派:真言律宗

元興寺 浮図田(フトデン)
公式サイト: https://gangoji-tera.or.jp

元興寺 浮図田 行基葺古瓦 など

浮図田(ふとでん) 

昭和63年に整備
2500余基の石塔、石仏類(総称して浮図)は、寺内及び周辺地域から集まったもので、新たに田圃の稲の如く整備した。板碑五輪塔を中心とした供養塔、阿弥陀仏地蔵尊等の石仏類からなり、鎌倉時代末期から江戸時代中期のものが多い。中世紀に当寺や興福寺大乗院関係の人々、近在の人達が浄土往生を願って、極楽坊周辺に減罪積徳作善のため造立した供養仏塔である。
案内版より

小子坊(極楽院旧庫裡)& 泰楽軒 (茶室)

行基葺古瓦 ぎょうぎぶきふるがわら

浮図田(ふとでん)を散策していると、後ろに振り返るポイントがあり、きれいに最古の瓦を眺めることができます。”西流れの屋根に見る行基葺ぎょうぎぶき古瓦は、当寺の前身 飛鳥寺 から移転の際に運ばれたものである。

元興寺 極楽坊禅室 僧坊

かえる石

元興寺の境内北側にあるガマガエルのような石は、古くから有名な奇石で蛙石と呼ばれています。現在この蛙石は、以前にかかわった有縁無縁一切の霊を供養して極楽カエルへ成就しています。極楽堂に向って誓願をたてた極楽カエルは、今や「無事かえる」「福かえる」衆生の願いを聞いてくれます。
毎年7月7日にかえる石供養を行っています。
伝えによりますと、この蛙石はもと河内の在所の川縁にあったものを、太閤秀吉が気に入り、求めて大坂城内に移したものだといいます。また、大坂城落城の折には、この蛙石の下に淀君の亡骸を埋めたという説もあります。
落城後、いつの頃からか大坂城のお堀端乾櫓に向う隅に移されました。その頃、この蛙石には奇怪な力があって、蛙石から堀に入水する人々が続いたり、堀の身投げして行方の知れぬ人も必ずこの蛙石の基に浮かんでくるとか、不思議なことがよく起こったそうです。
人々から恐れられていた蛙石は、第二次世界大戦の後、行方不明になっていましたが、昭和33年にご縁があってこの寺に安置されるようになりました。現在は、国宝極楽堂に向って佇んでいます。

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