法然寺 善気山万無教寺
社碑 参道
法然院
善気山万無(ぜんきさんばんぶ)教寺と号し、浄土宗捨世派の本山である。
この地はもと法然上人が弟子の住蓮、安楽と六時礼賛)を勤めた旧跡で、寛永年間(1624~1644)ほとんど廃絶していたのを延宝8年(1680)知恩院第三十八世万無心阿上人と弟子忍徴(にんちょう)が中興したものである。本堂には恵心僧都作阿弥陀如来座像と法然上人自作木像を安置し、直壇には毎晨朝(じんじょう)に二十五の生花を散華する。
方丈は、桃山御殿の遺構を移建したものといわれ、襖絵十四面の「桐に竹図」「若松図」「槇に海棠(かいどう)図」及び屏風の「雪松図」は重要文化財に指定されている。
京都市
山門
白砂壇 (びゃくさだん)
季節で絵柄が変ります。今日は2020年11月09日ですので紅葉シーズンも近づいて来たので、紅葉の絵柄になっています。
講堂 備前焼の展示販売中
もとは1694年(元禄7)建立の大浴室であったが、1977年(昭和52)に内部を改装し、現在は講堂として、講演会・個展・コンサートなどに利用されている。
梶田如是の句碑 筒鳥は化物菩薩を呼ぶ音とも
本堂
本尊 阿弥陀如来坐像の他、観音・勢至両菩薩像、法然上人立像、萬無和尚坐像を安置
鈴鹿野風呂の句碑 鴬や今日の本尊にこやかに
地蔵菩薩像
本堂正面の石段上にある。この尊像は、1690年(元禄3)、忍澂和尚46歳の時、自身と等身大の地蔵菩薩像を鋳造させ、安置されたもの。
方丈
1687年に、もと伏見にあった後西天皇の皇女の御殿[1595年建築]を移建したものである。狩野光信筆の襖絵(重文・桃山時代)と堂本印象筆の襖絵(1971年作)が納められている。
十万霊塔
経蔵
1737年(元文2)の建立で、中央に釈迦如来像、両脇に毘沙門天像と韋駄天像を安置している。また多数の経典の版木を所蔵している。