平野神社
鳥居 正門
東側にある鳥居が正門。 北野天満宮の北門から出て100mほどで平野神社の正門につきます。桜の名所なので、桜見の時期は多くの観光客でにぎわいます。 今はコロナ禍中ですし、拝殿の改修工事中もあり、あまり参拝者がいない状態です。
アクセス 正門横 参拝者用駐車場
鳥居 西大路通り側
平安遷都に伴って、奈良の平城京からこの地に移された神社で、祭神として、今木神(いまきのかみ)、久度神(くどのかみ)、古開神(ふるあきのかみ)、比賣神(ひめのかみ)の四柱を祀っている。平安時代中期には、伊勢、賀茂(上賀茂・下鴨)、岩清水、松尾に次ぐ名社に数えられた。
京都市
桜の名所として名高く、古くから各公家伝来の桜が奉納されたことから、境内には約50種、約400本の桜が植えられており、『平野の夜桜』として親しまれている。早咲きの品種は3月中旬、遅咲きの品種は4月20日ごろに咲くといわれ、約1箇月間花見ができる。
歴代の朝廷に大変厚く崇敬され、律令の施行細目を定める『延喜式(えんぎしき)』で皇太子御視察とされたほか、源氏や平氏をはじめ諸氏の氏神としても崇(あが)められた。
本殿(重要文化財)は、寛永年間(1624~1644)に建築されたもので、春日造の四殿を並べ、二殿ずつが「合の間」で連結されており、「平野造(ひらのづくり)」又は「比翼春日造(ひよくかすがづくり)」と呼ばれている。南門は、慶安四年(1651)に御所の旧門を下賜されたもので、昭和十八年(1943)に現在の大鳥居の位置から移築された。
寛和(かんな)元年(985)4月10日に花山天皇が桜をお手植えされてことにちなみ、毎年4月10日には桜祭が行われ、多くの人でにぎわう。
東門 拝殿
平成30年台風21号の被害により現在まだ拝殿は改修工事中です。
御神木 樟(くすのき)
樹齢四百年程と伝わっている。幹周り4.85メートル。
南門
「慶安四年(1651)」御所の旧門を下賜された。
もと表参道の正面(現東鳥居)にあったが、昭和十七年八月南門としてここに移設した。